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2014年7月31日木曜日

2014/07/31 189日目 弓場農場出発

ついに、このときが来ました。
あんまり乗り気じゃなかった弓場農場ですが、こんなに名残惜しくなるなんて。
毎日が本当に充実していました。
いろいろ考えて、いろいろ経験して、なにを書けばいいか分からないくらいです。
でも、本当に、一日一日が一瞬で過ぎ去りました。
これからどうしようかというのも考えました。
将来のことも考えました。
振り返りの意味も込めて、改めて、弓場農場に来た時に最初から思い出せる限り振り返ろうと思います。


弓場農場での一日は午前6時から。
朝食が6時から始まります。
毎食前にお祈りの黙祷をします。
ただ、朝ごはんのときは出席する必要はなくて、起きた人からそれぞれ食べていくという感じ。
自家製パンに自家製ジャム、炭火でパンを焼いて食べれます。
もちろん、ご飯もあります。
僕は毎日パン食べてました。
自家製マンゴージャム、おいしすぎました。
パンを焼く火鉢は小さいので、6時に起きると混雑してるので、普段は6時10分に起きてました。

朝ごはんを食べて、いろいろ準備し、7時から労働開始です。
この頃になると、少しずつ日が昇ってきます。
毎週月曜日から土曜日まで働きます。
月・水・金の午前中はオクラの収穫です。
基本的に、男女で仕事は違いますが、オクラ収穫は一緒にやります。
みんなでトラクターに乗ってオクラ畑に向かいます。
日が昇るのを見ながらトラクターの荷台に揺られて走っていくのはなかなか素敵な時間です。

オクラ収穫は最初は慣れなくて大変でしたが、何度もやるのでそのうち慣れます。
あんまり喋ってると注意されるので、イヤホンで音楽聴いたり、黙々と作業したり、途中喋りながらやったり、各々のやり方でオクラをとります。

だいたい午前中はオクラ収穫で終わります。
弓場での生活、お昼ご飯は11時15分からです。
それまでに居住地区?に帰ります。
お昼はだいたいみんな揃って食べます。
お祈りもみんなでします。
食事が準備できると角笛が村に鳴り響きます。
それにつられて村の犬たちが遠吠えします。
それを聞いた村の人は各々、コジンヤと呼ばれる居間?食堂?に集合してきて、みんな揃って席についたあたりで、黙祷の号令がかかって黙祷します。
だいたい一分くらいです。
弓場農場は一応キリスト教らしいです。
その影響もあるんでしょうか。
みんな心の中で好きなこと考えとけばいいみたいです。

もともと、農業とかを通じて、食に対する感謝の気持ちが大きくなるかなって思っていました。
もちろんそれも感じました。
でもそれ以上に、期待が大きかったです。
毎日本当に美味しいご飯か出てくるのが間違いない。
それを食べられる喜びが大きかったです。
それは僕らの労働で作られたものってことが目に見えるわけですし。
その喜びから自然への感謝が生まれるんかなぁ?とか考えましたが、ひとまず、僕は食に対する喜びを感じられたのは良かったと思います。

まぁ、実際のところ、農場で収穫してる野菜は全て出荷しているらしいです。
食卓に並ぶ食材は、村にある無農薬の野菜畑で作られています。
卵とか肉とかも農場のものです。
完全ではないものの、自給自足生活です。
調味料とかも自家製やし、ものすごい健康的な食生活です。
ちなみに、5キロくらい太りました。
もともと太ってたのかもしれませんが。

ちなみに、2時くらいにこのコジンヤに来ることが出来れば、だいたいオヤツが置いてあります。
もちろん自家製のやつ。
芋のフライとか、ケーキとか。
紅茶もあります。コーヒーもあります。
運が良ければ、午後の仕事が終わって帰ってきても残ってます。
それがなくても、朝の残りのパンが置いてたりして間食に持ってこいです。
仕事した後のオヤツは最高です。
ちなみに日曜日にはカフェの時間があって、14時に角笛が鳴り響き、気合の入ったオヤツを食べられます。
幸せ過ぎます。

午後の仕事はだいたい男子は12時半から。
力仕事がメインです。
カルピって呼ばれる草刈りが多い。
めっちゃ草刈りしました。
鍬みたいなやつで根っこから。
肉体労働ですが、いい汗を流せて、気持ちがいい。
だいぶ手にマメできました。
手袋にめっちゃ穴があきました。

午後の仕事はだいたい4時まで。
それからは自由時間です。
好きなことして大丈夫です。
そこから夜まで自由時間なので、けっこう時間があります。
なんでもできます。
今の時期は、これまでで一番旅行者が多いって言われてました、
全員で20人くらいかな?
しかもワールドカップ効果もあって、元サッカー部がたくさん。
そんなわけで、たいがいサッカーやってました。
7月後半は毎日のようにリフティングやってました。
弓場の子供も参加して、みんなで100回目指して騒いでました。
すごい楽しかったです。

そして18時15分になると角笛が鳴り響き、晩ご飯の時間です。
基本的に旅行者の座るべき机は決まってるので、そこにみんなで座ってお喋りしながらご飯を食べます。
ロールキャベツやらカレーやらおひたしやらセロリやらうどんやら…
毎日、バラエティ豊かな美味しいご飯を食べれて本当に幸せでした。

ご飯も食べ終わって、夜になると、芸術活動の時間です。
バレエやら合唱やら、ほぼ毎日なにかしらやってます。
7月前半はお祭り準備のためにあんまりやってませんでしたが。
参加してもよし、自分でのんびりしてもよし、お酒を飲んでもよし。
好きなことして夜をすごします。
人それぞれ、自分の時間をすごします。
僕は早めにお風呂に入って、スペイン語を勉強してました。
スペイン語の学校に三ヶ月行ってたマサトモさんが居たので、いろいろ教えてもらいつつ、医者のイッペイさんが持ってた参考書借りつつ勉強しました。
ある程度の文法は理解しました。

7月前半はワールドカップやらお祭りやらで楽しかったですが、後半は勉強をできました。
しっかりした生活リズムで、働いて、遊んで、美味しいご飯食べて、勉強して…
毎日「本当に充実してるな。」って感じながら生活してました。

僕はやっぱり夜は弱いので、だいたい9時くらいに寝てました。
夜強い人は、村の人と晩酌を酌み交わして楽しそうでしたが、僕にはそんな体力がありませんでした。

これが毎日の基本的な生活でした。
今思い返すだけでも楽しかったです。
普段の日常がこんなに充実してるってことがすごいです。
旅に出るってことは、毎日のように新しい場所を訪れて、毎日がイベントであるって言えると思います。
そんなに毎日なにかしらイベントがなくても充実してるって本当に素晴らしい。
やっぱり将来的にこういう毎日なにもなくても充実した生活を送りたいです。
それをどうやって実現していくか、いろいろ考えた一ヶ月でした。


これが弓場生活まとめの第一部「弓場での日常」ってとこでしょうか。
第二部は「弓場でのイベント、友人」
第三部は「弓場で考えたこと」
こんな感じでまとめるとわかりやすそう、考えやすそう。

今日のうちに書き切りたいです。
まぁ移動日なのでたぶん大丈夫。
でも内容は明日の日記とかにしようかな。

とりあえず、今日の出来事。

昨日、洗濯やら布団干しやら長靴洗いやら、出発に際して必要なことはだいたい終えました。
そう言えば、昨日、シズカさん、ハルコさん、ロシア人イリーナに散髪してもらいました。
だいぶ短くなったな。
心機一転、出発準備は万端です。

いつも通り、6時10分に起きます。
いつも通り、朝ごはんを食べます。
それから昨日の洗濯が乾いてなかったので、それを取り込んでもらえるように頼んで、パッキング。
パッキングめちゃくちゃ下手くそなってます。
全然入らない。笑
悪戦苦闘してる間に7時です。
旅行者みんな出発なので、さよならします。
名残惜しいなぁ…

バスは村の外から7時半なので、それまでになんとかパッキングして、ベッド周り掃除して、水を補給して、村の人に最後に挨拶して、弓場出発です。

全然気持ちが切り替わらないです。
そもそもお金を使ってなかったから、いろいろ食べるのやらにお金使うとか変な感じ。
iPhoneとかもその辺に置きっ放しとか当たり前やったから、警戒心も薄れてる。
これはなかなか大変です。
でも、村からバス乗り場に向かう道ではバックパック背負って一人で歩いたので、少しずつ切り替えられました。


バスはだいたい時間通りに来て、ミランドポリスに8時に到着です。
アンドラジーナ行きのバスは10時。
2時間もあります。
とりあえず日記書きます。
第一部を書き終わりました。
弓場からミランドポリスのバスが朝と昼と夜の3本くらいしかないので、これに乗るしかありませんでした。

ミランドポリスのバス停でチケット買おうとしても買えません。
たぶんバスの中で払うタイプ。
近いっぽいし。
アンドラジーナからカンポグランジまでのチケットは既にシズカさんに頼んで買ってもらってます。

そうそう、とりあえずボリビアのサンタクルスに向かってます。
カンポグランジから国境の町コルンバまで夜行バスて向かって国境越えて、そこからさらに夜行列車でサンタクルスに行きます。
夜行列車ってどうなんやろう。
バスもあるやろうけど、列車の方が面白そう。
トラブルはないだろうか。
今までなんの心配もなく生活してたから、不安でしょうがないです。
弓場の反動が大きすぎです。

なんとか二時間時間を潰して、アンドラジーナ行きのバスに乗り込みます。
だいたい一時間くらい。
睡魔を堪えきれず、ウトウトしてました。
アンドラジーナに到着して、ここで三時間待ちです。
とりあえず弓場の振り返り第二部を書いても時間はめっちゃ余ります。
さすがに集中力も切れてくるので、ボーッとするしかありません。
旅行中は待ち時間いっぱいあるのが普通やけど、どうやって時間潰せばいいのか忘れました。
ボリビアの地球の歩き方読んでたら、サンタクルスは治安が悪いやら、ウユニは高山病なるやら、不安を煽るようなことが書いてます。
幸先不安すぎます。
こんな不安定な環境の中に今まで飛び込んでいたのかと思うと、我ながらあっぱれです。
不安を抑える術を忘れたので、胸がザワザワしたまま三時間すごします。
そのうち慣れてくるんでしょうね。
漫画とか読んだらしながら、なんとか三時間すごします。

バスは時間通り14時半出発です。
このバスではひたすら寝てました。
なんでこんなに寝れるんやろう?って思うくらい。
まぁおかげで退屈せずに済んだし、不安も少しはマシになりました。

カンポグランジには予定通り到着。
国境のコルンバ行きのチケットも問題なく購入できました。
ここでさらに三時間ほど暇を持て余します。
でも、ここはWi-Fiが繋がりました。
かと言って調べることも特にないんですが。
音楽聴いたりしながら時間つぶします。
なんか頭痛がします。
体調崩したみたいです。
バスに乗って、すぐ寝ました。

2014年7月7日月曜日

弓場農場

7月いっぱい、ブラジルの弓場農場という日系農園でファームステイします。

wi-fiはあるけど遅すぎて、ギリギリメールチェックできるくらいです。

また、一か月後に旅とブログは再開すると思います。