2014/05/15 111日目 世界遺産メテオラ

7時半に起きて、のんびりパッキング。
8時半にチェックアウト、荷物を置いててもらいます。

9時に広場前からメテオラ修道院行きのバスが出るということで、8時45分くらいに行っておきます。
他にも観光客がいたので間違いないです。

バスは9時過ぎに到着、メテオラに向かって走り出します。
ギリシャのバスは基本的にトイレ付きみたいです。
トルコのバスはあれだけ豪華やのにトイレついてなかったのに、なんの違いなんでしょう？
メテオラに修道院は6個あります。
バスが向かうのは、一番大きな修道院。
30分走って250円くらい。
妥当でしょうか、日本と比べたら。

バスの中からすでに、修道院がちらほら見えています。
いや、これはすごいです。
修道院どうのこうの以前に、奇岩がすごいです。
個人的にはカッパドキアよりすごいと思います。
カッパドキアが柔とすれば、メテオラは剛って感じ。
めちゃくちゃ力強いです。
地球の歩き方には、なぜこの奇岩群ができたのかイマイチ分かってないって書いてました。
ゼウスが投げた奇岩が残ってるとか書いてます。
なかなかギリシャっぽくて素敵な神話です。
岩の上に木とかが茂ってるのも不思議です。
そんなに根っこが伸びるところあるんかな？

そんなただでさえ素敵な奇岩群に、厭世生活を送る修道院なんていう物語がのっかってるんです。
そりゃ世界遺産になりますね。
バスで修道院向かうとき、トキメキがとまりませんでした。
いくら世の中から離れるためとはいえ、なんでこんな意味分からない奇岩の上なんでしょう？
素敵すぎます。

バスは、メガロ・メテオロン修道院(メタモルフォシス修道院)に到着です。
どっちの名前かはっきりして欲しいですが、どっちも厳つくてカッコイイです。笑
本当に崖の上に建ってます。

今でこそ観光地化されて、通路が出来上がってるけど、これなかったら大変です。
カゴをロープで吊るして食料とか手に入れてたって話ですが、昔々に、そもそもこの崖の麓まで来るのも大変やったと思います。
あー、意味わからん。
でも、それがいい。
入場料3ユーロ。
え、入場料いるんや。って感じです。
教会とか修道院は入場料いらんもんやと勝手に思ってました。
修道院6個もあって、5個いくつもりやったので、それだけで15ユーロ、2000円以上かかります。
ただでさえ宿代がめちゃくちゃかかってるのに、入場料もそんなに取られるとは…
確かにちゃんと見れば地球の歩き方にも入場料書いてました。
ちょっと考え直さないといけません。

ただこの修道院、3ユーロの価値はあります。
しっかりした博物館的な展示があります。
昔の書物とか衣服とか、すごくいい状態で残っています。
しかもその昔の衣服とかが、とても風変わりな感じで面白い。
あんまりヨーロッパっぽくないけど、アジアっぽくもない独特な感じ。
基本的に建物内は撮影禁止なのが残念です。

教会内部も素敵です。
こじんまりとしてるけど、壁画とか一面に描かれてるし、いろんなものがあってゴチャゴチャしてるようで整頓されてます。
ツアー団体がいっぱいであんまりゆっくりできませんでしたが。

展望台もあります。
奇岩群がとても綺麗です。
他の修道院も見えます。

さすが一番メインの修道院だけあって、なかなか良かったです。
別の修道院にも行ってみたいし、あんまり時間かけるのもどうかなって思って、一時間ちょっとくらいで出ます。
本気で展示物とか楽しみだしたら全然時間足りない気がしました。

次はすぐ近くに見えてるヴァルラーム修道院へ。
歩いて5分くらいです。

もっと歩いてまわる人多いのかなって思ってましたが、ほとんどの人がバスのツアーでした。
この修道院もだいたい同じような感じでした。
もちろん景色は違うけど、正直絵の違いとか分からないし、あんまり記憶にないです。
ここでこれからの計画について考えます。
たぶん、修道院はどこもそれほど変わりません。

全部行ってもいいけど、行ったところでそんなに感動度は変わらないと思います。
次に行こうと思ってたルサヌ修道院は小さそうやし、入るのはやめとくことにします。
でも、なんか雑誌やポストカードの撮影に使われてるって書いてたので、いい写真が撮れるかな？ってことで行くだけいってみることにします。

そこもそんなに遠くないです。
15分弱くらいかな？
ただ、なかなかいい写真が撮れません。

自分の実力不足もありますが、メテオラをいい写真におさめるの、なかなか難しそうです。
また時間があれば、プロがどういう風に撮ってるか調べてみます。

修道院のすぐしたまで行きましたが、そのままスルー。
ちょっとしたトレッキングコースを通って、マップに書いてあるパノラマポイントへ。

全然展望台として整備されていません。
ただ奇岩群の岩の一つに登れるだけ。
柵もなんもありません。
ものすごい風が強いです。
絶対柵作るべきやと思うんですが…
たぶん事故が起きないと変わらないんでしょうね…
絶対そのうち事故起きると思います。
まぁ、景色はそこそこ良かったです。

それから次は東側にある二つの修道院の方へ。
2キロくらいって書いてたので、30分くらいかな。
歩いてる途中で、メテオラとは関係ないけど、遠くの景色が綺麗です。

ただっぴろい平原って、あんまり見ることないですよね。
雄大やなぁって思います。

アギア・トリアダ修道院を通り過ぎて、アギア・ステファノス修道院に向かいます。
アギア・トリアダ修道院の前で、やっとメテオラっぽい写真撮れました。

全然満足いってないですが。

アギア・ステファノス修道院に着いたのは1時でした。
ちょっといろいろとばしてきたから、時間が余り気味です。
ここでゆっくりするつもりでした。
が、1時半に一旦閉まるってことで出されちゃいます。
ここは尼僧院ということで、きれいでした。

花とかもきれいに植えられてました。
もっと広いと思ってましたが、観光客が入れるのはそんなにありませんでした。

電車は5時半なので、ここからカランパカまで歩いて降りて、30分くらいの目算です。
まだまだ時間が余ってます。
アギア・トリアダ修道院はやめとこうと思ったのですが、時間もあるし行こうかなって思って歩いていきます。

しかし、地球の歩き方を見てみると、休館日が木曜日。
ということで、今日は休みです。

メテオラ観光の注意点で、休館日や閉館時間に注意ってかかれてたのですが、全然読んでませんでした。
よく見れば、それぞれの修道院の休館日は別々になってます。
だいたいどこか一つは閉まってるもんみたいですね。
観光地やから統一したらいいのに。っていう素人考え。
なにかわけがあるんでしょうか。

しかたがないので、アギア・トリアダの前で、お昼ごはん食べながらボーッとして時間潰します。

3時になって、ちょっと曇ってきて寒くなったので、下り始めます。
途中で猫と出会います。
というか、修道院にもちょいちょい猫がいました。
なかなか可愛いです。

下りの道は、そこそこ整備されてていい感じ。
まぁ、比較がグルジアなんで、普通に考えるとそこまでいい道ではないと思います。

予想通り、30分で下れました。
町で子猫が寄ってきます。
可愛すぎです。

去ろうとしたら、にゃあにゃあ鳴いて追いかけてきます。
ギリシャの猫、人懐っこすぎです。
そういえばギリシャって猫、有名なんですかね？
地中海の島は猫が有名なイメージがあります。
島に限らずなのかもしれません。
めっちゃいます。

帰りにまたカルフール寄って帰ります。
時間つぶしもありますが、今日の晩ごはんと明日の朝ごはんを買っときます。
ぶらぶらしましたが、やっぱりヨーロッパ、パスタが安いっぽいですね。
でも、パスタはキッチン必須なので、またパン買いました。
これで今日3食と明日の朝ごはんがパンになります。
パン好きやから別にいいけど、健康に問題ありそう。
アテネではパスタ作ろうかな。キッチン使えたら。

少し早いですが、早めに荷物取って、駅に向かいます。
すでに電車は来てました。
電車は六人コンパートメントです。

しばらく待って、出発です。
相席はギリシャ人のおばちゃんたち。
たぶん顔見知りじゃないですけど、トークに花を咲かせてます。
正直、少しうるさい。
でも、他のコンパートメントから聞こえる声もけっこううるさい。
他のコンパートメントでは、若者がふざけてる感じです。
めちゃくちゃアウェーやからあんまり居心地よくなかったです。
音楽聴きながら寝てました。

目が覚めても電車は走っています。

イヤホン外すと、コンパートメントのおばちゃんに声かけられます。

というか、お菓子とかくれます。

全然英語できないけど、絡んでくれます。

あんまりギリシャ人っていいイメージなかったのですが、メテオラでも現地で修理？してる人とかも気さくに声かけてくれたし、そんなに悪い国じゃなさそうです。

おばちゃんら曰く、土曜日はアクロポリスがフリーやって。

なんでかわからんけど、それならラッキーです。

明日、インフォメーションで聞いてみます。

電車は予想通り、すこし遅れて到着。

30分くらい遅れて、10:30到着でした。

アテネの中央駅は全然大きい感じじゃありません。

プラットホームもそんなにないし。

よくわからんまま、なんとなく降りて、宿の方へ。

確かに落書きとかいっぱいで、少し用心しないといけなそうです。

でも、宿までは近かったのですぐ着きました。

宿は6人ドミで13ドルくらい。ほとんど最安値です。

トイレシャワーがちょっと狭いけど、問題なしです。

アテネにいる間はここに泊まろうかな。

時間も時間だったので、シャワー浴びてすぐ寝ました。