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2014年5月17日土曜日

2014/05/17 113日目 アテネ散策

ゆっくり起きて、ゆっくり準備して、ゆっくり街へくりだします。

今日はやることないんで、街をふらふらするだけです。

まずはプラカ地区へ。
古い街並みが残ってるってことですが、街自体はそんなにですね。
遺跡がたくさん残ってるって感じです。

アドリアヌスの図書館っていう遺跡があります。
ここも別に入場しなくても、柵の外から雰囲気味わえます。
まぁ、別にケチケチしなくても、普通ならさっさと12ユーロ払えば、全部共通券で入れるんですけどね。笑
明日無料って聞いたので、明日のために入りません。





ローマはコロッセオとか、がっつり残ってたから、ギリシャはけっこう崩れてるのが多いなぁって感じます。
パルテノン神殿はがっつり残ってるんでしょうけど。

プラカ地区を抜けて、フェリーのチケット売ってるところへ。
インフォメーションでも言ってたし、地球の歩き方にも載ってたから、フェリー会社があるんかと思ってましたが、旅行代理店でした。
一瞬合ってるんか分かりませんでしたが、他になさそうだったのでここで買いました。
37.5ユーロです。
高いですね…
まぁ、8時間って考えたら妥当なのかも。

一応メインっぽい商店街抜けて、やっぱりメインのインフォメーションとアクロポリスのある道へ到着。
仕方がないので、少し休憩しようかなって思ってベンチに座ると、隣にイタリア人が座ります。
すぐのタイミングやったから、ちょっと怪しかったのですが、なんせイタリア人やし、陽気やし、いろいろ話しかけてきます。
ガールフレンドがいて、彼女はフライトアテンダントで、今回は彼女とのバカンスで島をいろいろまわるって。
ちなみに彼の名前はアントニオで、アルファロメオのデザイナーやってるって。

怒涛のごとく話しかけてきます。
基本的に、相手から喋りかけてきて、一方的にまくし立てる感じの人は悪者やと思ってるのですが、なんせイタリア人。
ちょこちょこ口走るイタリア語はさすがにリアルです。
ただの陽気なおじさんの可能性もあります。
ただ、少し用心。
というか、けっこう用心します。
常に言葉に矛盾はないかとか窺います。
旅行してる人にとっては当たり前かもしれませんが、やっぱり人を信じれないっていうのは気分がよくないです。

ちなみに現在時刻は10時。
アントニオは今朝アテネに着いたって言ってましたが、アクロポリスも博物館も見終わったって。
ここが少しひっかかったんですよね。
彼曰く、ほとんどローマから来てるから一瞬で終わる。とのことですが、ギリシャはギリシャじゃない?笑
逆にローマが身近なら、それはそれで違いに気を配れそうですが…
8時にオープンなので、2時間で見終わったってことですか。
さらに言えば、イタリアからアテネなんて、たぶん3時間もあれば充分ですよね。
そんな一瞬で見終わるなら、あえてしんどい夜行飛行機に乗らなくても、7時とかの飛行機にのって昼到着でよかったんでは…?

まぁ、要するに信用してないんです。
ただ、イタリア人やからいい人かもっていう期待があります。

なんか仲良くなって、一緒に行動しようって感じになります。
そこまで気が合ったとは思わなかったのですが…笑
とりあえず一緒にいきます。
実は昨日行った遺跡に連れていって?くれます。
アクロポリスの外から見える劇場と、ソクラテスの墓。
あと、近くに気がつかなかった教会もあって写真撮ってくれます。
けっこうさくさく進んでいくなって思ってましたが、教会にいたっては中にも入らず。
別にいいんやけど…

それからゼウス神殿へ。
このあと一緒にランチに行こうと言われます。
お腹減ってないし、アルファロメオのデザイナーなんて絶対お金持ちやから、一緒にランチなんていったらお金かかりそうで嫌やなぁって思います。
ローカルフードがどうのとか、ワインを一緒に飲もうとか。
一番不安なのが、睡眠薬強盗ですね。
これはもはや抗うすべなしです。
でも、まだ悪者やと断定してないし、断る理由もないので、曖昧な返事しておきます。
実際、ギリシャきてギリシャ料理食べてないし。
食べる予定もないけど…

ゼウス神殿外から見るのかと思ったら、入り口に連れていかれます。
アントニオは、もう行ったから外で待ってるから行ってこいって言います。
僕はそこまで興味なかったし、明日フリーやのにお金使いたくない。
「チケット持ってないねん。」っていうと、「俺の使え。」って、共通券かしてくれます。
12ユーロで6回使える共通券の1回をくれました。
このあと島にいくから必要ないしな。って。
でも、残りの2回は返してな!って。
共通券の残りは3回になってました。
アクロポリスと博物館とゼウス神殿に行ったのなら、3回で合ってそうです。

ありがたく、ゼウス神殿見学です。
やっぱり近くで見ると迫力があります。


願わくばイメージ図とかを見れたらよかったのですが…
しばらく見回ります。
でも基本的にこの後のランチの戦略で頭の中はいっぱいいっぱいです。
財布の中から、大きいお金取り出して尻ポケットに入れといたりします。笑
ただ、そのお金守るより、iPhoneとられるのが一番痛いんですよね。
カメラは保険で買いなおせるからいいとしても。
睡眠薬強盗とか詰んでるな。って思います。笑
まぁとりあえず、一緒に店に行って、流れによって行動を考えることにします。

そしてアントニオと合流。
彼曰く、インターネットで評判が良かった。というレストランへ。
そのレストランへ向かう時も、一応彼は地図を見るのですが、地図を見るタイミングはおかしかった気がします。
角を曲がってから地図を見るのはおかしいです。

そしてレストランです。
路地を少し入ったところにあります。
他にお客さんがいません。
レストランっていうかバーっぽいです。
店に入るなり、アントニオが、「インターネットで評判が良かったよ!」って。
そして店の人は、メニューを一つ、僕に渡します。
アントニオはメニューを見ようともしない。

これはあかんよなぁ…って思って、どう断るか考えます。
まずアントニオはワイン飲もうって言いますが、断ります。
なんでやねんって言われたので、お酒飲めないってことに。
そしたら店の人、コーラとかもあるで。フリーやで。って。
フリーもおかしいやろ。笑
まぁそのやりとり終わって、メニュー選ばせられます。
でも選びたくないです。
アントニオに、君は何にする?って聞いたら、好きなもの選べよ。って。
まるで優柔不断かのようにごねてたら、アントニオは気分を害した様子で、外に出よう。って。

外を歩きながら、一緒にランチしようって言ったから来たのに、あの態度はなんやねんって軽くキレられます。
歩きながら、なぜか3ユーロくれって。
え?なんで?って聞いてもはっきりしません。
なんか機械が今だけ動いてなくて、後で返すからとか。
あんまり意味が分かりません。
そして博物館の前まで来て、ここで待ってるから行ってこいって言われます。
博物館なんて時間かかるの分かってるのに、一人でいかせるんですね。
そろそろ潮時かと思って、博物館の別の出口から出て、彼と別れます。

ここまでの文脈では、明らかに悪いやろって感じで書きましたが、実際は最後まで悪者やと断定できませんでした。
80%くらいかな?
でも、なんていうか、その残りの20%に賭けたいって思うのが人間の心情というか…
要するに、けっこう僕自身も後味悪かったんです。
もし本当にいい人で、ご飯を食べなかったのは彼のカルチャー的に許せないことだったのなら、申し訳ないことしたよなって。
一応ゼウス神殿入場させてもらったし。
最後の3ユーロはその分取り返そうとしてたんやと思ったんですが…

なんか苦い後味がずっと残ってたので、ちょっとプラカ地区ぶらぶしてから宿に帰ることにしました。







けっこう早かったですが、ほかにやることもないし。
また昨日と同じパスタ作って、寝ました。

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