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2014年8月1日金曜日

2014/08/01 190日目 移動日、弓場振り返り

弓場でのイベント
まず到着したのがワールドカップの時期でした。
弓場の人達は、日系人ですがブラジル人なのでブラジルサポーターです。
ブラジル戦になると、コジンヤをブラジルの国旗やらブラジルカラーの風船やらで飾って応援します。
まさかのプロジェクターもあります。
けっこうお金あるんですね。笑
ブラジル戦以外は普通のテレビで見ます。
強い国の対決の時なんかは早めに仕事終わらせて、観戦したりしました。
決勝はプロジェクターで見ました。
ブラジル戦の時はみんなで予想スコアを書いて、当たればお菓子をもらえるとかいう面白いこともやってました。
まぁ、ブラジルvsドイツの歴史的大敗は誰も予想できなかったですけどね。笑
みんなでブラジル応援するのは、リオでのブラジル人と変わらず白熱してて、応援を見るのも楽しかったです。
応援中はポップコーンやらビールやらが振る舞われて、贅沢すぎました。
なんて気前がいいんでしょうか。
まだまだ生活に慣れてない時期だったので、こんな贅沢でいいんかってちょっと戸惑いました。

それから、年に一回のお祭り、フェスタジュニーニョがありました。
フェスタジュニーナ?っていう6月のお祭りがブラジルにはあるらしいのですが、6月は弓場は忙しかったらしく、7月に持ち越したらしいです。
弓場の親戚をたくさん招いて、お酒やら料理やらケーキやらを大盤振る舞い。
親戚の友達とかもやってくるからすごい大規模なパーティでした。
だいたい200人くらい集まったかな?
会場設営から準備して、豚の丸焼きなんかも作ります。
料理関係は女性の仕事なんですが、デザートなんかも何日も前からたくさん作ってました。
女性陣はたくさん作りすぎて腰痛いって言ってました。
そうして夕方くらいから続々と人が集まってきます。
みんな手みやげにいろいろ持ってくるから、飲み物とかも大量です。
キャンプファイヤーもしました。
旅行者はゲストじゃないからすみっこで食べないとダメやけど、豚の丸焼きとかめちゃくちゃ美味しかったです。
豚肉が口の中でとろけるとかやばいです。
お酒もガンガン飲めました。
みんなでダンスしたり、素敵すぎるお祭りでした。
12時くらいにお開きで、みんなほろ酔い気分で片付けです。
電球外したり椅子片付けたり、みんなで手分けして片付けて、さっと終わらせて、余韻に浸りながら各々部屋に帰りました。
費用は全部弓場がもってるっていうのがすごいです。
旅行者の間でも、やっぱり弓場はお金あるんやなって話になってました。

それから、盆踊りがありました。
この時期は2週間に一回くらい、どこかしらであるらしい。
弓場の人も招待されるらしく、旅行者も行きたかったら参加できます。
というか、弓場の人で参加したのは代表の人だけでした。笑
これも付き合いや。的なこと言ってました。
旅行者としてはこんな珍しい経験できるのもないので嬉しいものです。
バスの料金だけで、参加費はかかりません。たぶん招待されてるから?
ただでうどんとジュースもらえました。
女性は村の人に浴衣借りて、おめかしして出かけます。
バスに乗って一時間くらい。
もう、日本の盆踊りとなんら変わりません。
うどん食べてのんびりしてると踊りが始まったので、みんなで踊りました。
僕はあんまり盆踊り経験ないから分からんかったけど、日本の音頭と同じみたいでした。
入植してから何十年もたってるのに、こういう日本の文化を忘れてないのは素晴らしいです。
四時間くらい滞在しましたが、一瞬で時間は過ぎました。

たぶん大きなイベントはこんなところ。
一ヶ月で三つも経験できたのは充分すぎると思います。
面白かったです。


そして弓場で出会った旅行者の話。
そもそもなぜか僕が居た期間はカップル率高かったです。
長期のカップルが二組いたのですが、彼らは長期なのでちょっと別扱い。
彼らを抜いても、常時3組くらいカップルがいました。
まずはナタルで出会ったカップル。
新婚旅行+ファームステイの旅。
将来オーガニック系のカフェをオープンしたくて、ファームステイでいろいろ学んでるって。
それからスペイン語話せるカップル。
いわゆる新婚旅行?
長期滞在型で、ゆっくりのんびり旅してました。
旦那さんのマサトモさんと親しくさせてもらって、将来農業するにはどうしたらいいかなんて話をたくさんしました。
家族経営の会社の社長らしくて、自営業の話をいろいろ聞けて、おもしろかったです。
とりあえず、経営の税金のやり方とか面白かった。
それからシズカさんカップル。
二人とも人あたり良くて素敵なカップルやなあって感じ。
けっこう年上やったけど、全然それを感じさせなくて、若く見えました。
将来は古民家再生的なことをできたらいいなって言ってました。
その三組はけっこう長い期間一緒やったので仲良くなれました。

それから、個人でもなかなか面白い人が集まってきてました。
とりあえず、チャリダーの人が二人。
ついに世界チャリダーとの接点を持ちました。
すごいですよねー。って話しても、全然そんなことないよ。って。
むしろ日本でチャリダーしてたなら今からやればいいやん。って言われました。
別に世界は広いけど、日本のチャリダーとやってることは同じやし、そんな大したことないよ。って。
むしろゆっくり進めるから絶対いいよ。って。
デメリットといえば、時間がかかるってことくらいかな。って。
なんかやってる人に言われると説得力が違います。
でも僕には無理ですね…
けっこうチャリダー一緒になったりするらしいです。
そんなにチャリダー居るもんなんですね。
そのコウイチさんは、別に全大陸とか明確な目標があるわけじゃなくて、ゆっくりと旅をしたいからチャリを選んでるだけらしい。
僕がチャリダーした時と逆のタイプです。
でもそれもありやなぁと思いました。
日本のチャリダー、またやってみたいです。チャンスがあれば。

僕より年下の二人も居ました。
彼らは大学出てなくて、アメリカを旅中に出会って仲良くなったって。
大学いかなかった理由は面白くなさそうやったから。
面白いことしたいから、旅してたりいろいろ行動してるって。
そもそも大学行かないって決断したのもすごいし、そこから自分なりの生き方を考えて、実際それに向かって動いてるのがすごかった。
なんとなくちょっと甘いんちゃうかなってとこもあったけど、生き方としては学べるところが多かったです。

女性の一人旅も多かったです。
彼女らは本当にしっかりしてるなって感じ。
だいたい女性の一人旅してる人のイメージ通り。
自分で考えて、自分で決断しないとやっぱり旅はできないから、そういう人。
彼氏持ちが多かったけど、彼氏はどんな人なんやろう?
その女性達は魅力的なので、引く手数多なのは分かりますが、彼女らがどんな男性を選ぶのか気になります。
なんとなく話してる内容からは、しっかりしてる人なんやろうなってことは分かりましたが。
女性一人といえば、なぜかロシア人の女性もいました。
ヒッピーな感じの女性です。
次はどこへ行くの?って聞くと、「蝶についていくわ」って不思議ちゃん発言。
なんか農業コミュニティを作りたいらしくて、いろいろまわってるらしいです。
彼女の友達で、飛行機ヒッチハイクをする友達がいるらしい。
なんか基本的には軍隊の飛行機に乗せてもらうんやって。
ちょっとレベル高すぎてびっくりです。
まぁ彼女といい、美人やからこそできることかも。
そんな彼女に出発前日に髪の毛を切ってもらいました。

あとは変な人も居ました。
明らかにズレてるなって思える人もいたけど、その人はアーティストでした。
芸術家っていうんですか。
なんか会社の偉い人やってるらしくて、礼儀とかしっかりしてるんですが、話してる内容とか流れとかがズレてて、アーティストって感じでした。
初めて?そういう人と話したかもしれません。
やっぱり才能あるから会社でも役職もらえて、才能あるからズレてるんでしょうか。
本当に変わってて面白い人でした。
「好きな色は?」って聞かれて、「うーん…ラメ」って答える感じです。笑

他にもお医者さんも居たり、本当にバックグラウンドがいろいろな人たちが集まってました。
それで人数多くて、この時期に問い合わせた人は断られたりもしたそうです。
そんなタイミングに居れてよかったです。


5時にコルンバに到着しました。
地球の歩き方には、ターミナルにある警察署で出国スタンプもらわないといけないと書いてました。
でも、明らかに新ターミナルです。
とりあえず夜が明けないとどこもあいてないやろうとしばらくダラダラ時間つぶします。
7時前になって、だいぶ明るくなりました。
近くのベンチに座ってた旅行者っぽい風貌の人が、席をたったので、僕もそのタイミングで近くの警察官?に聞いてみます。
なんか国境でもらえるらしい。
そして国境まではバスに乗れって。
指さされた先には、さっきの旅行者っぽい人が。
なんと彼は英語ができました。
と言うわけでお喋り、一緒にボリビアに行くことに。
ヘラルドって名前、かっこいいです。
ウルグアイ人32歳、人生の切り替えにと旅に出たらしい。
スペイン語が話せる道連れが居るととても心強いです。

とりあえず来たバスにのり、小さなバスターミナルみたいなところでバスを乗り換え、国境まで。
みんな並んでます。
8時にオープンするらしい。
それにしてもめっちゃ暑いです。
30度はこえてそう。
ただでさえ体調よくないからけっこうしんどいです。
そして全然列が前に進まない。
国境の係員、しっかり仕事してくれよ…
とりあえず出国スタンプもらうのに一時間くらいかかりました。
そこで目の前に並んでたベネズエラ人女性もちょっとヘラルドと話してました。
彼女らと改めてボリビア側のオフィスに並びます。
ここもめっちゃ長い行列。
ベネズエラ人の女性陣は、悪ぶれることもなく、列に割り込んでいきました。
マジか…
絶対ベネズエラ人とは付き合えないわ…
僕とヘラルドは普通に後ろから並びます。
その後ろにコロンビア人女性が。
可愛かったです。笑
さすがコロンビア。
でも美人って感じじゃなくて、小さくて可愛い感じでした。
服装とかも可愛かったから、写真撮りたかったけど、なんか勇気が出なくて諦めました。笑
ここでも一時間くらい待ちました。

待ちながらヘラルドは僕のために、サンタクルス行きの電車についていろいろ聞いてくれてます。
でも、電車は270ボリビアーノ、4000円くらいするみたい。
ブラジル感覚で言えば悪くないんやけど…
バスなら60とかでいけるらしいし。
日曜日なら70でいけるらしいんですが。
しょうがないから、バスで行くことにしました。
ヘラルドと一緒にバスターミナルへタクシーで。
タクシーの交渉もヘラルドがやってくれるからありがたい。
一人やったら倍以上とられてた気がします。
バスターミナルに着くと、もうあと5分で出発するってバスが。
なんか想定外すぎて、頭痛くてあんま考えられんくて、ヘラルドが行かないって言ったから、僕もやめときました。

他のバス会社にもいろいろ聞いて、結局、一番信用できそうな安いバスをチョイス。
まぁクオリティは期待していません。
バスの時間まで八時間。
長すぎです。
ひとまず腹ごしらえに、近くの食堂へ。
ヘラルドはベジタリアンなので肉は食べないらしい。
あんまり深くは聞かなかったですが、一緒に探した感じでは、ベジタリアンフードは浸透してなさそうやし、なかなか大変そうです。
僕はチキンと米とパスタがゴチャゴチャしてる感じのやつ食べました。
ボリビアご飯美味しくないって聞いてましたが、普通に美味しかったです。
なにより、物価の安さが嬉しいです。
ご飯も150円くらいでお腹いっぱいです。

それからなんとなくフラフラ近くの公園にいったり、インターネット屋さんに行ったり、川沿いの公園にいったり。
それにしてもやることなかった。
のんびり喋ってただけです。
頭痛かったからちょっと大変でした。
ウルグアイ、イメージが全然なかったけど、話聞いてるうちにイメージ持てるようになりました。
何十年か前までは、南米のスイスって言われるくらいお金持ちの国やったらしい。
理由を聞くと、もともと移民者のお金持ち階級の人が住んでたからやって。
だからボリビアとかパラグアイとかと比べると裕福な方らしいです。
なるほど、そんな感じなんですね。
あと、ウルグアイ、マリファナの販売を政府がコントロールしてるところがあるらしい。
なにかで、ドラッグは政府がコントロールするとどうのこうのって記事を読んだ気がしますが、実際に実践してるのを聞くと不思議な感じ。
日本ではそこまでする必要がないほど流通してないんでしょうけど、さすがにマーケットが大きいと政府がやるほうがいいんでしょうか。
税金やらの問題ではいいとしても、結局薬物依存とかに対応できるのか不思議なところ。
やっぱり世界は広いなぁって思いました。

それからバスターミナルに戻って、近くの食堂で晩御飯食べて、バスの時間です。
バスはだいたい想像どおり。
思ったよりは悪くなかったです。
寝るだけやし、足元も広かったからそんなに問題なしでした。

バスに乗り込んですぐ寝ました。

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