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2014年3月27日木曜日

2014/03/27 61日目 カイロの長い一日

昨日は眠すぎて、飛行機の座席ついた瞬間眠りました。
離陸の瞬間を覚えていないという。
でもしっかりご飯の時は目覚めました。
久しぶり?に普通の?航空会社なので、しっかりしてます。
足元も広いし、それぞれの座席にモニターついています。
各々にモニターついてるのが普通ってこと忘れてました。
しかし、せっかく映画を見れたにも関わらず、それを活用することはありませんでした。
眠すぎて。

ご飯はめっちゃ美味しかったです。
これがスターアライアンスクオリティかと感じました。
接客がいいかと言われれば微妙なんですけどね。笑

そんなこんなで、カイロに到着。
空港は至って普通。
入国手続き前に、銀行でビザを買う必要があります。
15ドル。
シールでもらって、それと一緒に入国カード持って、カウンターへ。
何事もなく入国です。

荷物カウンターでパスワードもなにもなしでWi-Fi繋がったのはちょっと感動しました。

荷物を回収して、少し休憩。
5時間の時差のおかげでまだ6時前でした。

エジプトは騙してくる人が多いとのことなので、気をつけて空港を出ます。
出口にはもちろん人だかりができてますが、NOって2,3人に言ったらそこまでしつこくありませんでした。

いろいろ市内に行く方法はあるんですが、僕はバスを選びます。
まずはターミナルから空港バスターミナルへ。
シャトルバスが出ているはずです。
それを待ちます。
その間、3人くらいから声をかけられます。
最初の一人はすぐ諦めて、あと五分でシャトルバス来るよって教えてくれました。
次の一人は、けっこうしつこい。
今日はバスがないとかどうのこうの。
めんどくさいからノーノー言って、さよなら。
最後の一人は一声だけかけて、すぐさよなら。
まぁ、空港やしこんなもんやろうとシャトルバスに乗り込みます。
バスターミナルには簡単に着きます。

そこですぐおっさんに絡まれます。
バスNo.は400と256やでって。
それは地球の歩き方に書いてる通りなんで、うんうんって頷きます。
こっちで座って待つんやで。ってベンチへ。
それから、俺はタクシーの運転手とバスの運転手やってると。
まぁ結局話してるとタクシー乗れってことでした。
3ドルでいくよ、バスは2ドルだ。
みたいなことを言ってます。
バスも、赤バスじゃなくて、白に縞が入ったバスやから。って教えられます。
最初にちゃんとした情報与えてくれたから、ただしいもんやと思って30分くらいトークに付き合います。
子供のミルクをかわなあかんから、3ドルはガソリン代だけやけどどうせ家に帰ってシャワー浴びるついでやからそれでいいよ的なこと言われます。
何回も断りますが、無駄なようです。
なにより面白かったのが、中国人嫌いなところ。
中国人もいたんですが、彼らへの対応けっこうえげつなかったです。笑
日本人に生まれて本当によかった。
先人の方々ありがとうございます。

けっこう待って、白バスが全然来ないことに気がついて赤バスをちゃんと観察してみると、ちゃんと番号がふってあることを確認。


アラビア語ですけどね。笑
てっきり数字は数字で書いてると思ってたんで、想定外でした。


バスはタハリール広場まで13円くらいです。
一時間くらいかかりました。
というか、渋滞ほんまにやばいです。
混みすぎです。
もう、歩いた方が速そうな気がしたので、宿に近いっぽいところで降りて歩きます。

もう、カイロの町並み最高です。
映画のセットみたいです。
古い車とか見たことない車もいっぱい。








それにしても人が多い。
現地人がいっぱい歩いてます。
GPSを頼りに、宿に向かいます。
噂に聞いてたとおり、道をわたるのが大変です。
本当に信号がない。
路上駐車も多いし。
車をよけながら宿に到着。
これまた映画のセットみたいな建物。

真ん中のエレベーターは壊れてます。
ドンパチする感じの映画で潜入するような場所ですね。

目的の宿はドアが開かなくて諦めます。
その下に、やたら日本語でいろいろ書いてる宿がありました。
そこで聞いてみると、35ポンド。
だいたい5ドルくらいで、朝食、Wi-Fi、ホットシャワー、エアコン付き。
それに日本人宿やから情報もあるはずやと思って決定です。

同部屋の人は四人とも日本人ですが、朝早いからかみんな寝てます。
とりあえずシャワー浴びてみますが、どうしたらホットシャワーが出るのかわかりません。
冷たい水でシャワー浴びました。
というのも、エジプト意外と涼しいです。
この時点では、朝やからかと思ってたんですが、どうやら違うようです。

しばらく待って、日本人の人が起きてきたので声をかけますが、なんかあんまり話しかけないで欲しい感じでした。
というか同部屋の人みんな一ヶ月以上滞在してるらしいです。
沈没系ですかね…
特に学生証の話を聞きたかったのですが聞けませんでした。
仕方ないので、パソコンで調べてみます。
バンコクのやつはパチモンすぎて使えるか怪しいみたいです。
エジプトで昔は作れたらしいのですが、最近はもうダメみたい。

そんなわけで、グダグダしてもしょうがないので、でかけます。
まずはインフォメーションセンターでマップを手に入れたい。
インフォメーションセンターに向かって歩いていると、声をかけられます。
仲よさげなかんじで。
こういう奴は信用できないとは分かってますが、エジプトについて全然分からないのでとりあえずついていって様子見。
というか、インフォメーションセンターは移動したから連れてったるとか言われました。
なんか彼はドイツ人の嫁さんがいて、ドイツで働いてるけど休暇で帰ってきてるらしい。
ついでにエジプトで副業してるパピルス屋さんに連れてったるとかいうことになり、とりあえずついていきます。笑
まぁ予想通り、ツアーを組む話になります。笑
オアシスで一泊二日が80ドルやと。
宿でも80ドルでした。
宿で説明聞いた時にけっこうそそられてたのですが、オアシス行って帰ってくるまでがツアーなので、僕は帰らずそのまま進みたいのです。
そのままいくつかのオアシス経由して、ルクソールという町に行くのが今回の経路予定。
しかしどれだけ断っても、安いからいいじゃないかの一点張り。
何回、ファイナルアンサーでNOって答えたか。笑

もういいよ。ってその店出ても、まだついてきます。
もういいから、うちの宿に来たらフリーマップあげるっていうからついていきます。
しかしまた同じツアーを勧めてきます。
けっこううんざりして、NOってはっきりいってさよなら。
結局マップももらえません。
めんどくさい国ですね。

これでエジプ人気質?は理解したので、これからはホイホイついていきません。

とりあえず宿で借りた本に書いてるインフォメーションセンターに向かいますが、見つからず。
痕跡すらありません。
もうわけがわからない。

でも何度も地図を見てたので、なんとなく地形が頭になじんできたので、もうマップいいやと思って諦めます。





そのままエジプト博物館へ向かいます。

するとまた一人声かけてきます。
まぁ時間もあるし、相手したろうと思ったら、だいたい同じ感じで店に連れていかれます。
ここではツアーじゃなくてお土産買えと。
ロータスの香水オススメされました。
アラブの匂いがして、けっこう好きでしたが、邪魔になるので買いません。
もういいわって出てきたら、お茶出したってんから金くれよ的な感じ。
もういいから!って拒絶します。

そのまま博物館へ行ってもよかったのですが、お腹がへったので何か食べたい。
レストランを探します。
めちゃくちゃローカルな感じのところはあるんですけど、全然英語通じる気がしないし、そもそもメニューも分からないのでちょっと無理…
けっこう歩くとパスタ屋さん?見つけます。
メニューもアラビア語なので、指差しでマカロニのトマトソース。
よく言えばアラビアータ?笑

だいぶ量があって、お腹いっぱいになりました。
それで80円くらいなので、エジプトの物価の安さがうかがえます。

それにしても、ここで気づきましたが、エジプトにはコンビニがないです。
これはなかなか大きいかもしれないです。
なにも食べるものを見つけられなかったらどうしたらいいかわかりません。
どこで食料を調達できるのか・・・
慣れるしかありませんね。

それから博物館へ。

博物館入口では軍の人たちが警備しています。
写真撮ったら、だめやでって。
でもほかの人が、まぁいいじゃねえか的な感じやったので、消さずにすみました。

入場で、国際学生証があれば半額なのですが、バンコクの偽物を試す勇気はなかったので、フィリピンの語学学校のカード出してみます。
でも、これは学生証じゃないよね。って言われました。
いや、学生証ではありますよ。
けどまぁごねたところでどうにもならないと思ったので、あきらめて10ドルくらい払います。

カメラは持って入れません。
クラークに預けます。
空港みたいなセキュリティーチェックがあります。

博物館ですが・・・
これはすごいです。
教科書にのってた数々の品物がそろっています。
なにより象形文字。
めちゃくちゃ石棺的なものあったんですが、きれいに彫られてるんですよね。
もちろん何千年も前のものがここにあることもすごいんですが、芸術って感じです。
「うつくしい」とでもいうんでしょうか。
見ててビリビリくるというか、すげえ!!!!ってなります。
アンコールワットなんか足元にも及ばないな。なんて思っちゃいました。笑
本当にきれいです。
教科書では写真が一枚だけって感じですが、石棺の全体を象形文字やら絵やらが飾ってあるのをみると本当にすごいと思います。
何より石ですしね。
ミスとか許されないはずです。

あとは、巨大さに圧倒されます。
ザ・ゴージャスって感じですね。
エジプト王国って繁栄してたんですもんね。
どんだけ金使うねんって感じです。
王様すごかったんでしょうね。
というか、3000年も続くってどんだけやねんって感じです。
やっぱり人間には信じる心が必要なのかも。
論理じゃないのかも。
なんちゃって。

そうは言っても、この博物館、全然解説がないんですよね。
宿から一冊ガイドブック借りてきたものの、そこに書いてあるのも大した情報じゃないし。
といわけで、もちろん膨大なコレクションなので一つ一つ見て回ると絶対一日じゃ終わらないんですが、正直、すげえ!!!ってなるのは最初だけ。
ふむふむ、やるなぁ・・・って感じで進んでいきます。
細かい装飾品とか、よくこんなん手で作れるなぁって思います。

そしてメインはツタンカーメンの黄金マスク。
地球の歩き方とかに、常に満員でやばい的なこと書かれてたのに、全然そんなことない。
むしろ一人だけでじっくり見れました。
まぁこれはなにがすごいかはよくわかりません。
有名なやつみれたな。って感じです。

結局3時間くらい博物館に使いました。
館内は半袖半ズボンはちょっと寒かったです。
そんな恰好してる人いませんでした。
サンダルも僕だけです。
みなさん長ズボンに靴なんですね。
めっちゃエジプトは暑いイメージやったから、薄着で出かけたのに失敗でした。

そのあとオールドカイロ地区に行けなくもなかったんですが、時間が微妙やったので、カイロを改めて散策。
というかちょっと長そでシャツが欲しかった。

やっぱりエジプト人は声をかけてきます。
とりあえず面白がって終わる人もいました。
なんかショッピング街っぽい広場に行き、ウインドウショッピングしていると、一人の青年が声かけてきます。
なんかカイロ大学の法学部の学生らしい。
この時点で気を許してしまいましたね。笑
日本語教えて、一緒にコーヒーでもどう?って聞かれたので、せっかくなので。
なんか今日は大学でデモがあるから授業がないとか。
アハマッド君、27歳。
刑法学んでます。って言ってた。
コシャリとコーヒーおごってくれました。
友達はアラジン。
あのアニメと同じアラジンって。
彼らは同じ村(サッカーラ村)の出身で、カイロ大学生やって。


ちなみに、いろいろあって彼らの写真はありません。
それはおいおい。

彼ら曰く、砂漠で(ピラミッドから)見る朝日は格別だとか。
明日ピラミッド周ろうと思ってるって言ったところからでした。

でも、朝早くにピラミッドなんて、どうやって行けるんかなぁ。って話すと、アラジンが、もしいけるなら、うちに泊まって、明日の朝日見るのはどうかな?って。
なんと素敵な提案でしょうか。
エジプト現地の生活を垣間見れるなんて。

即決でオッケーです。
なぜ即決か。
まずは彼らの英語が綺麗やったこと。
エジプト訛りは多少あるものの、文法とか発音とかしっかりしてたから、本間にカイロ大学いってるんじゃないかと思えたところ。
そして、空港でいろいろ騙そうとしてきたわ。って話をすると、お金ほしいにしても、絶対に騙すのはあかん!みたいなことを力説していたところ。

まぁこれだけじゃ信用する要素にはなりません。
それに、まだまだ怪しいところなんか星の数ほどあります。

でも、おもしろそうじゃないですか。
少なくとも話してる中で教養は垣間見えました。
とりあえず殴りかかってくるようなことはないと踏みました。

そうと決まれば、さぁ行こうか。ってタクシーに乗り込みます。
携帯の電池とか、着替えとかあるので一旦帰りたいねんけど・・・
って言っても、大丈夫の一点張り。
怪しいよなぁ。ほんまに僕のこと考えてたら受け入れるはず。
というのも、騙そうとしてたりぼったくろうとしてる人は、一旦冷静になったり、第三者の意見を聞かれることが一番やばいとわかってるので、即決を求めます。
というわけで、これはやばいかなぁとか思いつつも、もしかしたらアラブの文化かもしれないとの希望は捨てません。

タクシーで1時間くらい。
彼らの住む村に到着します。
まずはなんか畑にある掘立小屋へ。
なんかこの辺りはアラジンの親戚の土地やから、問題ないんだそう。
なんか小さな焚火のあとがあるなと思ってたら、そこでなにか料理つくるみたい。
彼らの友達が二人現れます。
一人は料理もってきてくれました。
アラジンは火をおこすのに必死です。
持ってきた鍋を火にかけて、しばらく待ちます。

しばらく待って、あったまったらしく、完成。
それとナンみたいなパンで、晩御飯です。
インドのカレーみたいな感じですね。
でもそんなスパイス効いてなくて、日本人でも普通においしいと思える料理でした。
なんか料理持ってきた彼はコックらしいです。
だからおいしいんかな?
アラジンは毎週こうやって友達とここでごはん食べてるのだそう。

食べ終わるとお茶を沸かします。
鉄のコップみたいなやつに水入れて、火にくべて沸騰させて、おちゃっぱいれます。
砂糖めっちゃいれて甘くておいしいエジプトティーの完成です。

まぁそれを待ちながら、はっぱを吸ってます。
タバコだけじゃないんですね。
なんかナチュラルすぎます。
僕は手出ししませんでした。

彼らが満足するまでお茶飲みながら気長に待って、アラジン宅へ。
この後パーティーがあるみたいなんですが、アハマッドは帰宅です。
最近彼の父が亡くなったらしい。
喪中ってことなんですかね。
日本と同じじゃないですか。
ちょっとびっくりしました。

アラジン宅でロングパジャマ借りて(せっかく写真撮ったのに・・・)
パーティーへ。
道の真ん中?もしかしたらちょっと広間になってるところ?の壁際にシートひいて、村人たちが談笑しています。
僕らも新たなシートひいてもらってそこに陣取ります。

なんか一応村のみんなが集まって行うパーティーらしいです。
なんのパーティー?って詳しく聞くと、たぶん割礼なんですね。
一応ホスト的な人が忙しそうに働いてて、その彼の息子が3歳になるとかで割礼するんだそう。
そのために、牛生贄にして殺したりするらしいです。
そしてその肉は村の人たちに配られるらしい。
調べてみたけど、けっこう普通に存在してるんですね。
どこで聞いたか、たぶんキリスト教では議論があるって感じやから、そんなに普通に行われてるとは思ってませんでした。
多分に宗教の問題が関わってくるでしょうね。
これに関しては言及しない方がいいと思いました。

アラジンは普通のタバコはあまり吸わないけど、ウォーターパイプはよく吸います。
ここではパイプがふるまわれていたので、吸ってました。
僕も、試しました。
一回ラオスで試したときはめちゃくちゃ濃くて、排気ガス吸ってるみたいな感じでしたが、ここのはそんなことありません。
けっこうイケました。
これぞタバコミュニケーション。笑
アラジン以外は英語全然ですからね。

このパーティーで一番興味深かったのが、彼らのあいさつ。
全員と握手します。
僕も例外じゃなく。
最後のほうに気づきましたが、年長者が来たらちゃんと立って握手しなくちゃいけないみたい。
それから僕らが陣取った周りにいるのはみんな親戚やったみたいです。
このあいさつ、なんかいい感じです。
好きです、このカルチャー。

僕はほとんどなにもしゃべることもなく、パーティーの様子を眺めていました。
パーティーといっても、たぶんあのホストがタバコとかお茶とかをふるまって、村人たちはそれらをたしなみながら談笑するってだけです。
それを見てました。
子供たちもけっこう遅くまで起きてるんですね。

11:30にそろそろ寝る?って言われたので寝ることにします。
明日は5時起きです。
アラジンの家にいって、タオルとかをもらいます。
シャワーとトイレルームも教えてもらいます。
ただ、シャワーとか全然水すら出てこないし。笑
もうどうやって使うか分からないんであきらめました。
歯ブラシもこれ新しいから。って渡されましたが、新しいように見えなかったので諦めました。笑

そんなわけで12時前に寝ます。
時差ボケも多少あって、めっちゃ眠かったです。

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