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2014年3月30日日曜日

2014/03/30 64日目 砂漠の道

3時ごろから目覚めます。
昨日9時過ぎに寝たとはいえ、早いです。
やっぱり時差ボケが残ってます。
だいたい東南アジアのリズムで睡眠の波があるような気がします。

それに、部屋には蚊がいます。
眠りが浅くなると、耳元での羽音がもう…
それで起きてしまう感じです。
とはいっても3時は早すぎるので、がんばって眠ろうとして、6時まで浅い眠り。
6時から起きて、パッキング。
8時にオアシス行きのバスが出るので、チェックアウトしたかったのですが、宿の人7時過ぎまで出てこなかったので、チェックアウトせず勝手に出てきました。
お金払ってるし、何も預けてないから大丈夫なはず。

朝ごはんにパン買って、バスターミナルへ。
パンが安い。
大きいパン三つで100円くらいです。
ちなみにヨルダンもパン屋が安いって聞きました。
パンが安いのは素敵です。

バスターミナルは大きいけど、朝やからか、ほとんど人けもなく、暗いかんじ。


でもチケットも買って、バスを待ちます。
アラビアンな音楽が流れてます。

8時前に、バスに乗車。
ちょうどくらいにバス出発。
隣は空席。ラッキー!

そうしてバスは一路、バフレイヤオアシスへ。
基本的に寝てました。笑

気がつけば、砂漠です。
思ったより砂っぽくなくて、ゴツゴツしてます。



結局到着したのは2時ごろ。
バスから降りると、客引きが。
目的の宿の客引きがいたので、それについていきます。
バス停からけっこう遠い。
デサートサファリホームという宿です。
それにしても、バスも外国人いなかったし、本当に観光客不足してるんですね。
オーナーも、革命起こってからはからっきしダメって言ってました。
他にはフランス人女性が一人泊まってるだけらしいです。
その彼女は、昨日?宿で話した日本人男子と3泊4日のツアーした人みたいです。

まずチェックイン前に20分くらいダラダラしゃべります。
いや、僕は別に喋りたかったわけではないのですが、なんか流れで。
嫌な感じです。

チェックイン今できるん?
って、二回聞いてやっとできました。
ドミトリーとシングル(ツインルーム)が同じ値段だそうで。
そりゃお客さんおらんかったらドミトリーでもシングルでも変わらないですね。
シングル35ポンド、朝食付きで50ポンド。
いや、朝食高すぎやろ。笑
って思うんですが、なんせ市内からけっこう離れてて近くにレストランなさそう。
それに明日砂漠ツアー参加するなら、ここで朝ごはん食べた方がいいかなと思って、朝食付き選びました。
部屋に荷物置いて、小腹がすいてたので、なにか食べようかなと思って出て行こうとすると、オーナーが腹減ってるならレストラン併設してるで。って。
チキンとかサラダとかライスついて、25ポンド。
高すぎやねんって…
けっこう信用失いますね。

じゃあいいや、って出て行こうとしたら、砂漠ツアーの写真見るか?って。
ツアーの詳細聞くのもいいかなって、オッケーします。
そうすると、なぜか中庭にいるフランス人女性のところにいって、写真の本を開きます。
この時点で、怪しい気がしました。
普通のぼったくりの店では、他の人にツアーの値段なんて絶対知られたくないので、そんなことはしません。
かと言って、まともな店でもわざわざ場所変える必要もないはずです。
なんとなく、フランス人女性はグルなんかな?って思います。

人を信用しなくなるってどうなんでしょうね?笑

いずれにせよ、ツアーがどんな感じかは聞くことができました。
値段聞くと、一泊二日が150ドル、二泊三日が250ドル。
カイロの宿では75ドルくらいでした。
まぁディスカウントあるにしても高すぎですね…
一人参加の値段になるのでしょうがないというのが向こうの言い分。
ちなみにフランス人女性は絶対長期でいくのがいいって推してきます。

僕としては、二泊三日て150ドルで、そのままオアシスいろいろ抜けて、ルクソールに向かうつもりでした。
しかし、250ドルは高すぎです。
冷静に、二万五千円ですよね。
いや、確かに一生ものなのでそれくらい安いかもしれません。
けど、カイロの宿では一泊二日で75ドル。
それにカイロの宿のやつは携帯貸出とかしてくれるので信用できるし、いろんな人が参加してきてます。
それに一人の値段です。

せっかくここまで来たのに…
っていろいろ悩みます。
また後で決めるわって言って、オアシス散策に出かけようとします。
そしたらオーナー、運転手?とフランス人女性がソルトレイクにいくから、一緒にどうや?って。
フリーやから。って。

ちなみにフランス人女性は長期休暇でここに居るらしいです。

さて、その長期で居るフランス人女性、こんな小さなオアシスで、まだ行ってないスポットなんてあるんでしょうか。
それをこの僕が出かけるジャストタイミングに出発して、しかもタダって…

僕が町にでて、いろんな人に情報もらうのを嫌がって、うまいこと拉致して、時間稼ごうとしてるんじゃないか。
というのが僕の予想。
まぁ考えすぎな可能性も否定できません。

いずれにせよ、直感に従って、拒否して宿を出ます。
町の方へ歩いていると、後ろから運転手とフランス人女性がバイクでやってきます。
今からコシャリ食べにいくからどう?って。
もともとそのつもりだったので、オッケーってバイクに乗せてもらって、コシャリ屋さんへ。
やっぱりコシャリ美味しいです。


好きです、これ。
5ポンドなんで、75円くらい。
カイロでは8ポンドやったんで、これが地元価格かな。

コシャリ屋さんを出たら、やっぱりソルトレイクに行かないかって。
僕は町を歩きたいんや。って拒否します。
そしたら中心まで連れてってあげるって連れてってくれました。
なんかちょっといいやつですね。笑

町の中心でさよなら。
僕はオアシス散策します。
でも、オアシスって言ってるだけで、ただの田舎なんですよね…
お店とかいっぱいあるし。
水とかギリギリの感じなんかなって思ったけど、余裕っぽいし。
少し、期待はずれ。

それにしても埃っぽい。
というか砂っぽい。
めちゃくちゃ乾燥してるので、唇バキバキです。
しょうがないのでリップ買いました。

町を歩きましたが、なにもありません。
しいて言うなら、砂漠っぽい家が立ち並んでます。















そこでパン食べてりしてダラダラします。
これが30円って安いですよね。


それから宿に向かいます。
宿のWi-Fiで情報収集です。

町中には全然旅行会社とかなくて、客引きっぽい人もいません。
ほんまに観光客いないんですね。
だから全く情報収集できませんでした。

帰り際、また宿を出るのめんどくさいので、またコシャリでお腹膨らませて帰りました。

宿に帰ると、停電中。
そんなわけで、Wi-Fiも使えません。
仕方ないので、iphoneで本読んでます。
しばらくしたら、電気復活。
Wi-Fiの電波は死ぬほど弱いです。笑
でもまぁ砂漠のど真ん中でWi-Fi使えてるってこと自体がすごいですけどね。
ていうか、オアシスじゃなくても、バスの中で普通にエジプト人は電話してました。
砂漠に電波ってあるんですね。

宿でいろいろ調べます。
人数集まれば3500円くらいからいけるらしいですね。一泊二日。
まぁ今は観光客いないので、それは望めないのは分かってます。
カイロの宿、ベニス細川家のホームページ発見。
二泊三日で一人11000円って書いてます。(1台ではない)
やっぱりここが一人参加なら安いですね…
せっかく泊まってたのにな…

エジプトの地球の歩き方読んでて、ちょっとルクソールへの情熱がさめてきてました。
オアシス通り抜けルートもけっこう遠回りやし、オアシスもイメージ通りのオアシスじゃないことが判明したので、オアシス周るのもどうかなぁって気持ち。
バスの接続悪いから、微妙な時間にオアシス着いて、一泊だけして朝出発してほとんどバスで過ごすとかやと、あんまり意味ないかなって思えてきました。

そんなわけで
カイロに帰ることにします。
ベニス細川家でツアーに参加しようと思います。
いったんカイロ戻って、またここに来るとかめちゃくちゃ時間の無駄ですが、そっちのほうが俄然安いです。
だいぶ無駄なことしたなって気分です。
でも、現地に行ってみないとわからない情報もありますよね。
これは仕方なかったと思います。

それから部屋でダラダラしてると、運転手がやってきます。
たぶん彼は、連れてきた見返りにツアーくんでもらったらマージンもらえるのでしょう。
しかし、僕が断るので、けっこうしつこく頑張ります。
一泊二日で100ドルっていうのが最終提示価格。
それでも余裕でカイロの方が安いです。
けっこうがんばって断ります。

そのあともなせかよくわからん人が部屋にやってきて、ツアー組ませようとしましたが、断固拒否したら意外とすんなり引き下がりました。

そうして部屋でのんびり夜を過ごしました。


今更気づいたのですが、たぶんけっこう彼らってしつこいんですよね。
僕は全然そんな風に感じてなかったんですが、たぶんそれは今はちょっと旅慣れてるからかも。
急にこんなとこ来たら、しつこくて強引で嫌な気分になるのかもしれませんね。

でもそれと同時に、彼らも仕事なんやなって感じました。
完全なゼロサムゲームですもんね。
そりゃできる限りのことしますよね。
なんかけっこう厳しい世界やなぁって気がしました。
最近は観光客いないですもんね。
本当に収入ゼロとかになりますよね。
観光客いないのは革命のせいで、彼らにはどうしようもないし。

少し同情しましたが、だからと言って考えは変わりませんでした。
同情の気持ちだけ伝われば。
伝える努力はしてませんが。笑

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