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2014年4月2日水曜日

2014/04/02 67日目 変わらないもの

6:30の目覚ましで起きて、パッキング。
荷物を整理しますが、バックパックは宿に置いておけます。

朝ごはんは砂糖入りのナンみたいなやつを出してくれました。
何度か屋台で見てましたが、これも美味しい!

7:30にバスターミナルに向かって歩き出します。
そして一昨日と同じ、8:00発のバスです。
長いから憂鬱です…

前半はがっつり眠ります。
これで砂漠の夜の星空を眺められるはず。

休憩場所で外に出ますが、なんとなく天気が微妙。



なんて言えばいいの知りませんが、微妙な雲の量。
空は見えるけど、そこそこ雲がかかってます。
曇るとか全く予想してなかったので、ちょっと残念です。
まぁ、昼なので、天気は変わるかもしれないですし、望みは捨てません。

さすがに眠くなかったので、後半は起きてます。
前回と同じビデオが流されてました。
たぶんラブコメです。
そのあと、なぜかアメリカのぞんび映画がちょっとだけながれるのも一緒でした。笑

無事、到着。
ピックアップに拾ってもらって、とりあえずホテルへ。
なかなかいい感じの雰囲気のホテルでした。


そこで昼食です。

これがめちゃくちゃ多い。

3人前かと思いました。
でも、他に人おらんし、とりあえず食べます。
普通に10分目、めちゃくちゃお腹いっぱいです。
食べてる時に、ホテルの人に、砂漠いくの明日なら、別のグループおるんやけど、いついく?って聞かれます。
いや、今日で。

そんなわけで、食べ終わったら、意外とすぐ出発。
3軒くらいどっかの家みたいなとこ寄って、いろいろ機材を積み込んでます。
なかなかちゃんとしてます。

そして出発。
この運転手、英語がからっきしです。
とりあえず名前はグーグー。
可愛い名前です。笑
でも、話したのそれだけです。
なんというか、世間話を異なる言語でするのはけっこうキツい。
何か目的があって、ここにいきたい!とかなら、身振り手振りとかで伝えれますが、兄弟何人おる?とか、ブラザーが通じなければもうどうしようもないです…

そんなわけで、終始無言でランドクルーザーは走ります。



予定通り、黒砂漠。
10秒で写真だけ撮って出発。笑
確かに黒いけど、これといって感慨深さはあまり…笑



そのつぎ、クリスタルマウンテン。
なんとなく山っぽいとこ登ってみたけど、あんまりクリスタルっぽくないなぁって思ってたら、ふもとに水晶体みたいなのありました。
確かにクリスタル!
いらんけど。笑
そこも10分くらいで出発。








そのあと、キャンプ地に向かうのかと思ってたら、途中の村に寄ります。
ウォーター、とか言ってたので、なんか買わされるんかなって思ってたら、水が湧き出してる井戸的なとこに連れてきてくれたみたいです。
どこいっても、フォト、って言って、写真撮らせます。笑
まぁそんなに興味なかったけど、少し興味深かったので撮っておきました。
なかなか汚い水が溜まってます…



そこからキャンプ地へ。
どんなとこに連れて行かれるんやろうって思ってましたが、なかなかいい感じのところ。

着いたらなぜかもう一人います。
なにもの?笑
グーグーの友達みたいです。
ムハンマドっていう名前らしいです。
ここでもフォト!って言われるので、写真撮ってます。




その間に彼らはテント?作りと夕食作り。


砂漠の真ん中のようですが、実は丘の裏にオアシスがあります。
なんかボコボコ鳴ってるなと思ったら、ここでも水をポンプでくみ上げてました。
それにこのオアシスは、その水周辺に木々が密集してて、その周りに家が何軒か建っているって感じです。
人口100~200くらいでしょうか。
これが、想像してたオアシスです。
こんなところで出会えるとは!
丘を下っていくのは少し面倒だったので、写真撮るだけにしました。





夕陽の写真を撮ろうとしますが、なかなかいい写真が撮れないです。
難しい。
けっこう夕食は煮込む感じやったので、暇でした。
砂遊び一人でしてました。















夕陽が隠れた頃に、夕食が完成。


正直、お昼食べたやつと同じでした。笑
でも、美味しかったです。
昼めっちゃ食べたので、ここでもお腹いっぱいになりました。

絨毯を砂漠にひいて、ボロボロの机でごはん食べます。
明かりはたき火とバーナーの火。
周りは砂漠。



ぼーっと火を眺めてると、なんとなく、火を使った瞬間、人間は他の動物とは異なる道を歩むことになったんやなってしみじみと思いました。
火って、パワーに満ちあるれてるように見えます。
神様がいるのか知りませんが、火を作ったとしたら、なんて粋なアイテムを作ったんでしょう。笑

砂漠の真ん中でご飯を食べる。
少しずつ空が暗くなっていく。
たぶん、ずっと昔、本当にずっとずっと昔のキャラバンとかも、同じようにして夜を過ごしてたんかなぁって思うと、感慨深いです。
昔は盗賊が居たんですよね。
砂漠を渡るのはただでさえ命がけやのに、盗賊に襲われる危険もある。
あんまり火を炊いたら見つかるかもしれんから、控えめにしてたんかな?
ロマンが広がっています。
それを直にこの肌で感じられる。
感動です。

そうして待ちに待った夜が来ます。
そうそう、その頃にはなんと雲はほとんど消え去ってます。
やっぱり日頃の行いがいいんでしょうか。

満天の星空です。
こんな言葉じゃ片付けられません。
宇宙が広がってる、って感じです。
夕陽が沈んだと思ってからがなかなか暗くなりません。
こんなに暗くなるのってゆっくりやったのかって初めて知りました。
時間がたつにつれて、少しずつ見える星が増えていきます。
そして完全に太陽が沈むと、夜空一面に星が散らばってます。
細い三日月がだいぶ低いところにあって、月明かりが少なかったのも大きいかもしれません。

360度っていうのは間違いです。
二次元じゃなくて三次元です。
高さがあります。
天球、って言うんでしたっけ?
ずっと眺めてると、星が動いてるのがよく分かります。
天動説、地動説ってありますよね。
こうやって見上げてると、本当に天動説やと思ってしまいます。
地動説とかガリレオが言っても、馬鹿にしちゃうと思います。
教科書読んだだけでは、昔のキリスト教徒は頭固かったんやなぁって感じでしたが、こうやって、実際に感じるとやっぱり全然違います。
本当に空が動いてるように思います。
その上で、他の惑星が空の動きについていってなかったら、そこになんらかの意味を見出すっていう発想が生まれるのは全然おかしなことじゃないなって思いました。

流れ星はガンガン流れてます。
シュッ、ってやつは数え切れないほど。
シューッ、ってやつは5個ほど。
シューーーーッ、ってやつは2個ほど。
でも、願いごとはする余裕なんてありませんでした。笑

残念ながら、僕は星空を撮る知識がないので写真は撮れませんでした…
僕は心に刻みこんだのでいいですが、この感動を伝えきれないのがすこし残念。
でもこうやって星を眺めれてよかった。
年をとって、目が悪くなってからじゃここまでしみじみと感じれたかわかりません。
グーグーとムハンマドはアラブ語で喋ってるので、僕はひたすら空を見上げてました。
2時間くらいたって、僕は満足したので、スリープって言って、寝袋出してもらって眠りにつきます。
こんな夜空の下で眠れるとか贅沢極まりないです。

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