入場料50JD＝7500円くらいです。
数ある入場料の中でもだいぶ高い。
仕方がないです。
ゲートでチケットを買い、ちょっとした広場的なものを通りすぎて、チケットチェックし、入場です。
まずはなだらかな下り坂。
隣では馬が走っています。
しばらく歩くと、有名なスークという道です。
インディージョーンズでも見かけた、両側を切り立った崖に挟まれた道です。
なんていえばいいのかわかりません。
とにかくすごいです。
これ、どうやって作ったんでしょう？
もともと自然にあったものなんでしょうか？
でも、ペトラの岩を削る力をもってすれば、可能なんじゃないかなとも思います。
とりあえず、この雄大な風景を目に刻みながら進みます。
この道意外と長いです。1キロ強あります。
道がひらけたところに、有名な建物。
名前はよくわかりません。
とりあえず、インディージョーンズのあのラストの舞台になったところです。
これを人間が削ってつくったんですよね・・・
それも1世紀とか2世紀とかの時代に。
考えられない。どうやって作ったんでしょうか？
壮大すぎて言葉もありません。
そこではラクダやらロバやらが待ってます。
昨日のオランダ人の女の子に言われていた、一番遠くの修道院まで、それに乗っていけるよってめっちゃ客引きしてました。
それにしてもロバ、なんでこんなに自信なさげなんでしょう？
いっぱいロバいるけど、たいがい自信を失ってます。
その姿がかわいくて、乗ってもいいかななんて気持ちになってしまいます。笑
それを通り過ぎて、しばらく行くと道がひらけます。
右側にいい感じの建物（？）があります。
王家の墓らしいです。
それを横目に見ながら進むと、メインストリート（？）
昔はここに市場があったらしいです。
その面影が残っています。
説明標識には当時の再現図が描かれています。
この厳しい環境に囲まれたペトラという地にキャラバン隊が到着したとき、どんな気分だったんでしょうね。
つらい旅を経て、ものすごく安心したんじゃないでしょうか。
当時のキャラバン隊に思いを馳せながらストリートを歩きます。
それも過ぎて、左手にめちゃくちゃ大きな建物を見て、進んでいきます。
博物館に行くつもりでしたが、9時からオープンだったので、帰りに寄ることにします。
ここからは修道院に向けての階段850段。
ふもと？にロバの客引きが、歩いて1時間、ロバで20分！って言って誘ってきます。
しかし、シナイ山を制覇した僕にはそんなに問題ありません。
頑張って歩きます。
しかし、なかなかしんどいです。
息が上がります。
体が昔に比べてことごとく衰えてるのを感じます。
日本に帰ったら体鍛えようと思ってます。
ハァハァ言いながら1時間くらい上って到着です。
大きな修道院。
ヨーロッパ系のおばちゃんたちが入口で楽しそうにしてたので、遠くに歩いてみると、ビューポイントの標識が。
確かに上の方に人影が見えます。
そこに向かって歩いていきます。
ここはゴールが見えてるので楽勝です。
確かに、ここからの景色は絶景でした。
修道院方面もそうですが、その反対側。
切り立った険しい崖が、ペトラの背後を守っているって感じです。
しかも色が変わっていて、美しい。
ここがペトラの一番奥なので、しばらくぼーっとしてました。
ついでにもう一つのビューポイントもあったので、そこにも歩いていきました。
ここもまたよかったです。
そこでもしばらくぼーっとして、修道院のほうへ。
昨日のオランダ女性は修道院の上に登ったって言ってました。
しかし、地球の歩き方には危険やから登れないって書いてたし、登っている人もいませんでした。
時間帯とかにもよるんかもしれませんね。
地球の歩き方には「転落事故があったため」って書いてますが、これ転落したら大参事です。
恐ろしいなぁ・・・
昼に近づくにつれて、どんどん観光客がやってきます。
早めに撤退することに。
ヨーロッパ系のおばさんおじさんがハァハァ言いながら上ってきます。
大人になったら、ここでロバを選択できるような余裕のある旅行をしたいです。笑
別に彼らを軽蔑してるとかじゃなく、ただただしんどそうで、かわいそうだったんです。
下りはやっぱり楽ちんです。
ささっと下りますが、それでも30分弱くらいかかった気がします。
下って博物館に行ってみます。
お客さんいません。
面積はめちゃくちゃ狭いし、ケースとか薄汚れていましたが、内容はそんなに悪くなかったと思うんですが・・・
しかし、それにしても、ペトラのパンフレットといい、説明の英語が難しいんです。
歴史用語に明るくないからでしょうか・・・
あんまりちゃんと理解できませんでした。
博物館を出て、めっちゃマイナーっぽい道を行きます。
そろそろ11時でお昼時です。
予定ではこの時点で12時のはずだったんですが、思いのほか体が元気でした。笑
しばらく歩いて、静かな渓谷へ。
この谷の下にもくり抜いて作られた家があります。
あんなところに住んでたらどうやって生活するんかなって不思議です。
そんなくり抜かれた穴（住居？）がそこらじゅうにあるのがペトラです。
そのうちの一つの前にある草原で、少し早い昼食。
宿でもらったランチボックスという名の黒い袋。
なにが入ってるか楽しみでした。
中身は・・・
オレンジジュース
パン
チーズ
ヨーグルト
きゅうり
トマト
チョコバー
ビスケット
でした。
しかしなんでヨーグルトなんでしょうね。
そこそこ暑いヨルダンで乳製品を弁当に持たせるってけっこう微妙なところやと思うんですが・・・
それにこの味のないパンに対するものが少ない気がします。
ジャムとか欲しかったです。朝食についてたのに・・・
きゅうりとトマトでサンドイッチ的な感じなのかもしれませんが、そのまますぎてはさめません。
それにサンドイッチとして機能するパンじゃない気がします。
まぁでも、お腹は膨れました。
それからまた進んでいきます。
これまた昨日のオランダ女性に勧められた、
High place of sacrifice 生贄神殿ってとこでしょうか。
そこに向かってると、子供たちがなんか売ろうとしてきます。
よくわからん破片みたいなもの。
とりあえず断ってたら、Can I Biscuit?って言ってきます。
たぶん、ビスケット頂戴ってことなんですけど・・・
だれがこんな適当な英語教えたんですかね？
とりあえず生贄のところに向かっていきます。
ここも高いところらしいです。
頑張って頑張って登っていきます。
下から見たらここ登るんか・・・って感じでしたが、無心に上り続けてたら到着しました。
高いです。
ここで生贄の血が流れてたんですか。
わざわざこんな高いところでやるんですね。
マヤとかもそうでしたっけ？
でも確かに、全体を見渡せるところでそういう儀式を行うのは理に適ってる気がします。
なんとなく、それがいいような気がします。
ここからはワディムーサの町も見えます。
昨日夕陽が沈んでいったのはやっぱり今いるこの場所なんですね。
ここでしばらくゆっくりします。
というより、もうほかにこれといって行きたいところがありません。
もう、ペトラ満足しちゃった感じです。
ほんとうにすごい。
昨日のオランダ人がLegendaryって言ってたけど、まさにそのとおりな気がします。
アンコールワットとかもすごかったけど、時代が違いますしね。
パンフレットにはいろんな影響（ギリシアとかエジプトとか）を受けてる彫刻とかが面白いって書いてましたが、そこまで楽しむことはできませんでした。
まだまだ予備知識が足りてません。
エジプト行ってきたのになぁ。
そこでぼーっとしていると、隣にガイド付きの外国人が座ります。
ガイドの英語も達者なので、そこそこ何言ってるかわかりませんでしたが、
ペトラの財宝が見つかってない的なことを言ってたように思います。
これはロマンですね。
どこかに眠ってるんでしょうか。
たしかフィリピンにも日本人が残した宝が眠ってるとかいないとか。
トレジャーハンターとか、人生一度じゃなければやってみたいです。
ぼーっとしてましたが、さすがにやることないのでどうするか考えます。
しかし、なにより疲労がたまってます。
ぶらぶらするのはしんどそうなので、ちょっと早いですが宿に帰ることに。
2時でした。
日記もたまってたので、ちょうどいいやってことで。
帰ってると、外国人団体が大量に流れ込んできます。
朝のうちに周っといてよかったです。
めちゃくちゃ団体客やってきます。
こんな4月のど真ん中に、みなさん仕事はどうしてるんでしょうか。
やっぱり、海外で仕事するとバケーションが取れるからでしょうか。
うらやましい限りです。
シークを抜けるのもなかなか大変です。
観光客でごった返してるし、疲れてるし、ちょっと上り坂やし。
帰りはなかなかしんどかったです。
シークを抜け、ゲートまで歩き、宿まで歩きます。
3キロくらいだったでしょうか？
けっこう疲労困憊で宿に到着。
しかし、宿のwi-fiはなかなか早いです。
といっても、ちょくちょく途切れたりしますが。
それでもなんとか写真のバックアップをとったりすることは可能です。
友達とSkypeしたり、メールしたり、近くの韓国人やらとしゃべったりしながら日記を消化。
21日に、イスラエルからイスタンブールの飛行機を予約しました。
ついにトルコに行けるのです。
昔からずっと行きたかった！
その後、ごはんです。
ビュッフェは昨日と同じメニューですね。
でもまぁお腹いっぱい食べることできるので満足です。
一通りパソコンの作業が終わってから、就寝です。
明日は韓国人と一緒にアンマンに向かいます。
時間があれば、死海に行けたらいいですが・・・たぶん無理ですね。
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